どこの大手漫画家プロダクションもそうだと思うのですが、身内スタッフが師である先生にサインを求める事は大変失礼な行為でありますし禁じられているはずです。
手塚プロも例外ではなくご存命中、手塚先生からサインを頂くことは固く禁止されてました。
唯一サインをお願いできる機会があるのですが、それは退職(手塚プロでは約二年で"卒業"という名の独立を科せられます)する時だけ特別にサインをオネダリする事が出来るのです。
ところがですよ、僕が退職した1985年夏頃は社内が丁度バタバタしていた時期で、とても色紙をお願いできる様な雰囲気ではなかったんですね...。
とうとう色紙を頂けないまま、僕は寂しく卒業していったのでしたが
後に辞めた僕の同僚が運良く色紙を描いて貰っていてね、すごく羨ましかったなぁ...。
悔しいので、そいつから色紙を頼み込んでコピーさせてもらってね、僕も先生から色紙を頂いた気分をちょびっと味わったものでした(笑)。
さて今回はその恨め羨ましい色紙を公開しますので、みなさんも僕と同じように先生からサイン頂いた気分を味わってください。