2009年9月22日

子熊物語(1988年フランス)

え?今頃??って突っこまれそうですが…。。。
たしか角川配給かなんかで日本公開されてたのはボンヤリ覚えてるんだけど20年間全くノーチェックでした。
だって「子熊物語」って、大人の男子が観に行きたいとはとても思えないタイトルじゃん。
1988年つーたらもう立派?な社会人だったからね。

しかしコリャすごいね。白土三平の漫画がまんま実写化されたカンジじゃないですか?
この大人ヒグマさん(バート)と子熊(ユーク)は絶対に演じてるとしか思えない。
どうやって撮ったのでしょうか?粘り強く撮影機会を重ねてたのでしょうか??
でもユークはともかくバートに撮影中襲われる危険性だってあったわけで…。

いや、むしろバートさんは冷静に煙草でも吸って「カントク!こりゃいくらなんでもベタすぎやしないか??おれにそんなクサイ演技させるつもりか?ゴゥラ」とかってダメ出ししてたに違いない!w

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2009年8月30日

お台場1/1ガンダム(GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト)

遅まきながらお台場1/1ガンダム観てきました!
「1/1実物大ガンダム大地に立つ!」で毎週出来上がってゆく過程をワクワクしながら見守ってたり他所様のブログレポートで拝見してたんですがやはり実物は全然違いましたね。
まずその18メートルの大きさの実感でしょうか。
お台場海浜公園駅を降りればきっとババーンとその巨体がお目見えするかと思いきやその姿はどこにも見えない??あれガンダムは??


お台場ガンダム01
この距離まで近づいて、ようやくガンダムの後ろ姿を確認!
「意外と18メートルって小さいんだな…」が最初に思った感想でした。
ここは潮風公園で多少の森にはなってるんですけどスッポリ森に隠れてしまう大きさだったんだね。

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2009年8月 2日

新世紀エヴァンゲリオン(1995年テレビ東京)

日テレで「破」のプロモーションを兼ねてTV版が深夜枠で全話放映されましたね。
エヴァ自体に特にヲタ世間で盛り上がっている程の思い入れは無いんですがついつい観てしまいました。
観ていて思ったのは「あれ?TV版ってこんなに作画悪かったっけ?特に美術」エヴァってものすごくクオリティー高いイメージしかなかったのでかなり驚きました。
なるほど、確かに新劇場版としてリファインしたくなるのは解らないでもない。さすがに十数年前のTVアニメは確実に劣化してゆくのだな…。
だけど所謂最終話の鬼門25,26話をマジマジと再観したところ別に悪くないんじゃないか??と…。
これはたしか当時のファンにケチョンケチョンに言われてて特に26話のシンジが前向きに考えられるようになる下りで幼馴染みアスカと、食パン齧ってるレイとドカーンつー少女漫画風IFの世界ですね。アレでいいんじゃないかと思ったんですけどもね。
おれ多分、当時も納得してたはずなんだけどそんな事を思い出したよ。
そんな流れで真のエンディングを!とかなんとかで1997年に劇場版、所謂「春エヴァ」「夏エヴァ」公開の運びとなるんだったね。
エヴァは自分の中でたぶんTV版でちゃんと完結した訳だからその劇場版に思い入れが回らなかったんだと思う。

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2009年3月26日

秋刀魚の味(1962年松竹)

プロ野球ファンの一端として今回の大会で大活躍した青木(ヤクルト)、杉内(ソフトバンク)、内川(ベイスターズ)などのマイナー(失礼)チームの選手の知名度が全国区(或いは全世界)で一気に名を轟かせたのは実に喜ばしいと思ったのでした。

私はどういう訳だか小津安二郎監督の遺作「秋刀魚の味」で中村伸郎演ずる笠智衆の旧友がオープニングシーンで語る「いやいや、今日は無理だ。大洋対阪神、今日がヤマなんだよ」を突拍子もなく思い出したのだった…。
かつての日本人は国民行事レベルでプロ野球観戦するのが当たり前だったのです。
大洋対阪神などのマイナーな試合でさえ全国区でTV放映されていた。
今年はヤクルト対ベイスターズ戦が熱くなるといいですな。。。

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2009年3月24日

スカイ・クロラ(2008年ワーナー・ブラザース)

日本野球にとって歴史的快挙、スゴイ日になったね。。。
これは宇宙空母ギャラクティカをスカイ・クロラの「散香」がついに撃墜しちゃったよ!
みたいなもんですか??

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2007年8月14日

NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」(2007年NHK)

原作「総員玉砕せよ!」は読んでないんですが同様の自伝的作品「昭和史」などは読んでいたので、水木さんがこの絶望的『玉砕命令』状況から奇跡の生還を果たす下りは知ってましたが、それでもやはり衝撃的な内容のドラマでしたね。
戦争の愚かさや悲惨さ、原作との相違点、丸山二等兵(水木しげる)役の香川さんの静かなる怪演技については他の方のブログにお任せするとしてここでは別視点で。

びっくりしたのは劇中、水木を心配するあまり漫画原稿から飛び出して会話を始める鬼太郎(野沢雅子)、目玉おやじ(田の中勇)、ねずみ男(大塚周夫)がアニメ版第一期のオリジナル声優トリオだったこと。

放映元(フジテレビ)でもないNHKがここまである意味凝ったキャスティングを配した理由は水木が戦後売れっ子漫画家になった時代、昭和四十年代の背景をよりリアルに表現したかった演出意図の一つだと思われますがそれにしてもやるやる。。
BS2まるごとガンダムでも取り上げましたが最近のNHK制作スタッフによるオタクのツボ押さえは徹底しており清々しい程ですね(笑)。

反戦ドラマとして観るだけでも非常に良く出来ていて圧巻なんだけど、水木ファンおよび第一期アニメ版鬼太郎世代にも細かく配慮を施した秀作です。
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NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」
http://www.nhk.or.jp/nagoya/kitaro/

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2007年7月31日

デジ絵の文法(2007年フジテレビ739)

萌え絵がどうとかミョーに変な汗が出てきそうなナレーションは置いといて、ほかの人のデジタル作業を観るのはとても面白いねぇ。。

デジタルペインティングはおもにPhotoshop派かPainter派に大別されるんですがPainterはまあ大体みんな同じような塗り方になるんだけどPhotoshopは(そもそもペインティングソフトではないわけだから当然といえば当然)多種多様な使い方(レイヤー使いかチャンネル使いかでもだいぶ使い方が異なる)で興味深かった。

昔、イラストレーターのはなりんちで仲良しクリエーターが集まってビデオゲーム大会(おもにボンバーマンw)が徹夜で催されてたんだけどオマケでMac使って「うちではこーゆー塗り方してるよぉ」みたいな講習(発表会)みたいのがあってさ、実はアレすごく面白かったのを思い出したよ。
※はなりんは達者なPhotoshopチャンネル使いであの時の衝撃は今も忘れられないね(笑)。。。

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2007年7月18日

赤毛のアン(1979年日本アニメーション)

「世界名作劇場」の高畑三部作(アルプスの少女ハイジ・母をたずねて三千里・赤毛のアン)はどれも甲乙付けがたい名作群であるのは周知の通りでありますが、わたしは「赤毛のアン」が一等好きです。
殊に幼少期のアンの前後編傑作エピソードである11話『マリラ・ブローチをなくす』、12話『アン・告白をする』なんかは特に好きで何度も何度も繰り返し観てます。
しかし実はクィーン学院に進学して大人になった後半以降のアンは優等生すぎてLD-BOXを所持していたにもかかわらずあまり観返すことはなかった。

本日BS2にて再放送47話「死と呼ばれる刈入れ人」を観るも大号泣。。。

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2007年1月24日

ルパン三世 カリオストロの城(1979年東宝)

そう「ルパン三世 カリオストロの城」の可憐なヒロイン、クラリス姫は1979年公開当時16才でしたから彼女はもう44才なのでありますな!
[一説によればこの物語、実は1968年のエピソードとなっており11才プラスされますと、な・なんと55才となっちゃいますぅ。]
※しかしながら1968年にカップ麺はまだ存在しなかったよね。

銭形警部はこの時ルパンに「さぁ〜すが昭和一桁!仕事熱心だこと」とか云われてますが公式データによれば1937年(昭和12年)生まれと記載されてます(※原作者のモンキーパンチ氏と同い年だとか)のでどんなに若く見積もっても42才(1979年エピソード設定)以上だったという事なりますよね![1968年エピソード設定にすると31才ですがこれはちょっと無理がある。]
ルパンは年齢不詳ですがクラリスに「おじさま」て思いっきり呼ばれますんでwまあ30は越えてるるだろうと予測、銭形よりは年下なのだから当時30才〜41才と推測出来ます。

すると現在銭形警部は70才(とっくの昔に定年退職しとるw)、ルパンが60才くらい、次元&五右衛門はルパンと同い年…クラリス44才。。。
ああ…いやだ〜〜〜〜歳はとりたくない。。。。。。。

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2007年1月18日

JAWS・ジョーズ(1975年アメリカ)

 【ロサンゼルス17日時事】米カリフォルニア州のモントレー水族館は16日、映画「ジョーズ」のモデルとして知られるホホジロザメ(体長2メートル)を太平洋に放流した。飼育期間は137日間で、同水族館が保持する世界記録(198日間)の更新はならなかった。  ホホジロザメはどう猛ながら神経質で、飼育が難しい。同水族館は研究を重ね、2004年から05年にかけての198日間、長期飼育に世界で初成功。昨年夏にも1歳の「ジョーズ」が捕獲されたため、長期飼育に再挑戦していた。  2代目は大型水槽内ですくすく育ち、体重77.5キロと、捕獲時より30キロも増えた。初代は水槽内の魚を襲い始めたため放流を決めたが、今回は最後までマグロやカメと共生し、スタッフが与えるサケやギンダラだけを食べていた。  悠然と泳ぐ「人食いザメ」は来館者の人気者だったが、同水族館は「大きく成長し、これ以上放流を遅らせると、放流の運搬時にスタッフに危害が及ぶリスクが高まる」と考え、放流を決断した。
なんで放流したのかと思えばスタッフに危害が及ぶリスクが高まる理由なのね…。

虎だろうが羆だろうが陸の猛獣はなんだって飼育してるのに海の王者ホオジロザメは一年も飼育できないんだね…。。。

そういえばNHKの「プラネットアース」海の回でもオットセイを狙ってジャンプするホオジロザメの貴重映像があったのですが、あの映像もかなーりショッキングなものだったな。
だって映画「JAWS」まんまだったものなぁ…。。。。

映画「JAWS」の主役は全長8メートルでしたが実はこのクラスのホオジロザメはわりと存在するらしいのです。全長11メートル超の怪物も発見されてるって話…。
でも人間がリアルに恐怖を感じる大きさって8メートルの方が確実に上っぽい。
エイリアンなんかもあの大きさが妙に説得力があったのと同じ理由ですね!

25th アニバーサリー版持ってるのに懲りずにコレも買っちゃたさ…。
日本語吹き替えが付いてるんで…つい(笑)。

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2007年1月 9日

「羽根ぱちんこ ウルトラセブン」CM(1967年円谷プロ・2006年KYORAKU)

ちょっと前にCMで流れてた「羽根ぱちんこ ウルトラセブン」でメトロン星人の声が
トリビアの泉のナレーションでお馴染みの中江真司さんだったじゃないですか。
(わしらの世代では仮面ライダーのナレーターでお馴染みな人だけどね)
あれがミョ〜に合ってて「はて?オリジナルメトロン星人て誰っだったけな??」とふと思ったですよ。

で、DVD引っ張り出して「狙われた街」を観賞&確認(実相寺はヤッパ好いなとか余計な事考えながらねw)
うーむ声ちょっと似てるけど中江真司じゃないじゃーん(クレジットもなかったもんで…)と早合点して早速オタク友人達に報告しまくったのだ(得意げにオリジナルは違うんだよ〜んとかってね)。

ところが!その後何気なくウィキペディアサーフィンしてたら偶然発見してまった
メトロン星人-Wikipedia
アレは紛れもなく中江真司さんその人だったのだ。。。
ガーン…ショック
声優当てにはちょっと自信があったのだ。。。。。。

つーか中江真司さんて1967年にすでに仕事してた大ベテランだったのね!

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羽根ぱちんこ ウルトラセブン
http://www.kyoraku.co.jp/public/products/2006/hane_ultra7/

[2007/06/29追記]
ああ〜〜とか書いていたら中江真司さん6月28日に亡くなってしまった〜〜〜。。。
享年73歳でした。謹んでお悔やみ申し上げます。。。

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2006年11月13日

のだめカンタービレ(2006年フジテレビ)

月9が毎週こんなに待ち遠しいのは本当に久々です。。
人気コミックのドラマ化であることや大胆なキャスティングにやたら注目が集まってますが
私が注目してるのはやはり脚本の衛藤凛さん。
原作の面白さを生かしつつ、テンポの良い軽快でいて上質なセリフ回しは
スローダンス」同様あいかわらず秀逸です。
今作ではさらに構成力の上手さも光って見えますね。
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のだめカンタービレ
http://wwwz.fujitv.co.jp/nodame/index2.html

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2006年9月 7日

攻殻機動隊S.A.C Solid State Society(2006年パーフェクトチョイス160)

面白かった!
アニメ版「攻殻」の中では一番刑事物ぽかったのもあるが…(笑)。
子供誘拐な士郎原作モチーフとしての押井氏のイノセンスのB面と考えるとなかなか考え深い。
オチは攻殻2だったが。。。
藤咲、佐藤両氏抜きでの神山監督の力量も十分感じられたしね。。
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攻殻機動隊S.A.C
http://www.kokaku-s.com/

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2006年8月26日

劇場版「機動戦士Zガンダム I II III」(2005・2006年松竹)

最後まで劇場に足を運ばなかった程度なので申し訳難いが…。
仲氏が評価を上げ、恩田氏が貧乏くじを引いた印象はあるが
結局、物語のどの辺が「新約」だったのでしょうか??
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http://www.z-gundam.net/

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2006年5月30日

日本沈没(1973年・2006年東宝)

「Gyao Magazine」創刊号に載る予定の取材マンガのため話題映画「日本沈没」試写を観る。

これは平成版「ガメラ」等の特技監督で有名な樋口真嗣氏が'73年に制作された「日本沈没」を最新CG技術&地球構造理論を取り入れ大胆にリメークした意欲作だ。
30年前の旧'73年版は小松左京さんの原作が出版されるや大ヒット!即、映画化され数億円の制作巨費導入と大好きな名匠橋本忍さんが脚色したにも関わらず実はあんま印象に残ってなかった…つーか幼かったわしはあんま興味湧かなかった作品なんですが
今回のは正真正銘、大人から子供まで楽しめるエンターティメント大作に仕上がってます(笑)。
パニック映画とゆーよりも、もはや正統怪獣映画に近い(怪獣出てないですが…w)かも!

樋口監督の監督デビュー作「ローレライ」はヲタ臭がキツくてわしはダメでしたが、これはケッコー楽しめましたよ。
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日本沈没
http://www.nc06.jp/

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2006年4月23日

機動戦士ガンダム(1979年日本サンライズ)

発売予定日は2006/12/22て随分先だなぁ…。
LD版もメディアとしては末期に発売されて買い時としてかなり微妙だったんだけど、DVDも次世代HD-DVDやらBlu-rayがボチボチ出始めてるしメディア末期発売はもはや恒例ですな(笑)。
ホントに欲しい人だけ買ってね的なメーカーの意図が挑発する…。

いまさら「ククルス・ドアンの島」をDVDで(Dリマスターされても)観てもなぁ…って気もするがLD-BOXの時は友人が得意げに買いひけらかし「ふふん、わしはイデオンをコンプリート買いしたからいいもんね!」「トミノの最高傑作はイデオンですよ!」とか軽口叩いてたが実はちょっと羨ましかった思い出がある。後悔はしたくないが今回はさてどうっすっかなぁ〜。。。
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機動戦士ガンダム公式Web
http://www.gundam.jp/

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2005年12月 6日

パラダイスキス(2005年フジテレビ)

なんか深夜に変なオーラ発してる変わったアニメやってるなーつーカンジで気になってはいたんだけど流す程度でちゃんと観てはいなかったのだけど、この前やっと真剣に観てしまった。
あ、原作はあの矢沢あいだったのか…コリャ…失礼つーか勉強不足でスミマセン(笑)。
フーンなるほど…この辺のお洒落感覚はわしの世代で言うところの"尖った吉田まゆみ"とかになるんでしょうか??しかしまあオサーンが矢沢あい語ってもしょーがないので内容とかその辺はパスとゆー方向で(笑)。

とにかくOPアニメめちゃカッコイイですな!
結城信輝は何描いてもチョーうめーーなーと感心しつつTommy february6の主題歌がなぜ妙に心地良いのだろう?とか考えてた。結論見つからず単純にこの曲ありき、OPアニメの演出が上手く合ってるからか??
監督、Σ(゚Д゚)小林治??ド根性ガエルの???すげーなーマジで小林治なのか?と慌てて検索かけてみたら同姓同名の若手監督だったのですこしホッとしたのだった。
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パラダイスキス公式サイト
http://anime.excite.co.jp/pkiss/index.html

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2005年11月20日

ハウルの動く城(2005年スタジオジブリ)

結局この作品を台無しにした最大の要因はソフィー役に倍賞千恵子さんを起用した事だと思うね。
確かに ばーちゃんは上手い!が、しかしヒロイン役としては艶がなさすぎましたわ…orz
宮崎作品の最高傑作に也得たかも知れないだけに悔やまれます。。。

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2005年10月28日

24 TWENTY FOUR(2001〜2005年アメリカ)

面白かったけど、つ・疲れた…。
もっと緻密なサスペンスドラマかと思いきや派手なハリウッド娯楽映画(パトリオット・ゲーム+ダイハード)がまんまTVシリーズになったよーなカンジ?
お金めちゃめちゃ掛けててクオリティー高し!ありえない展開(選択肢がかならず最悪な道を選ぶ仕様とか)と駆け引きが変にリアルだったりする緊張感が抜け出せない面白さを呼ぶ。
シーズン4あたりになるともうほとんど同じよーなパターンで飽きてるんだけども、ついつい惰性で見続けてしまうのがこのシリーズの恐ろしいトコ。
やっぱシーズン1・2あたりが一番面白かったか…1でキムが一日に三回くらい誘拐され直されてるのが妙に可笑しいw
うーむ四日間(わしは二週間)の出来事だったとは到底思えん…。。。
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24 TWENTY FOUR
http://www.foxjapan.com/tv/bangumi/24/season3/

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2005年9月 7日

スローダンス(2005年フジテレビ)

なんだかフジの月9はここ数年サッパリ冴えなくて人気取りに走ってまた恋愛もので来たか程度にしかチェックしてなかったんですが、これは油断してました、かなり秀逸な恋愛ドラマですね!

セリフ劇の上手さもあるんですが、トレンディードラマの頃から脈々と受け継がれてきた"ナンか気取ってる感"を完全に排除し、まさに等身大ガチンコ恋愛を丁寧にナチュラルに描かれた作品ですごく好感が持てます。
等身大ぽさが、どことなく知る人ぞ知る恋愛邦画の秀作「ふたりぼっち(1988年公開:榎戸耕史監督)」を思い出しましたよ。
脚本の衛藤凛さんはディビジョン1#ステージ8「放課後。」を書いた人だったんだね、なんとなく納得。。
上質な台詞を書ける人だ。

さて深津さんはまあ別次元に上手い女優さんとして、あんま好きくないし大して上手いとも思った事のない広末さんが結構はまったカンジの役でがんばっててびっくりしました(笑)。
出産して一皮剥けたとか??
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スローダンス
http://wwwc.fujitv.co.jp/sd/index2.html

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2005年8月21日

劇場版「機動戦士ガンダム I II III」(1981年・1982年松竹)

観る直前まで音声がDVD特別版だったら即消そう(笑)と思ってたので、劇場オリジナル音声版を使ってくれてホント良かったマジ嬉しかったです!全編一気に観たのは10数年ぶり知れないな…(笑)。
若いガンダマー達はオリジナル音声を知らないで新しくアフレコ・SE等を録り直した特別版と記されたDVDで育ったんでしょうから今回もしご覧になっていれば印象もかなり違ったはずです。

TV版を観込んでいたせいか劇場オリジナル音声版は公開当時、微妙なニュアンスの違いに若干違和感は感じたものの観てるうちに自然と違和感は消え、むしろ良く考え抜かれた完成度の高いセリフ改訂&アフレコである事に気づいた(今ではこっちのほうがTV版より好きかも)。またTV版では経費節約のため永井一郎氏がナレーションを含む何人もの役を一人で演っていたのだけど、劇場版では新キャスティングにドレン(池田勝)やブーン(蟹江栄司)[II以降]を立て、これが妙に合ってて良かった。

一方DVD特別版は実に20年ぶりの完全新アフレコに臨んだものなので仕方ないっちゃ仕方ないんだけどレギュラー声優陣の衰えは隠せずモチベーションも維持されて無いみたいで(何年も何年もイベント等で同じセリフを喋らせられてたのでしょうから無理もないんだけど)セリフに緊張感がやや足りない(軽い)気がしたし、新採用の声優さんは申し訳ないけど全然合ってなかった。
そして何と言っても5.1ch化された改悪SE&BGM挿入タイミングがホント悪夢のよーに酷い出来だったから…。。。

兎も角、NHK-BSがちゃんとガンダマの気持ちを解ってくれていたのは少し意外でしたな…(笑)。

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2005年6月 8日

赤い疑惑(1975年・2005年TBS)

赤い疑惑
はぅ!…もう30年も経つのかぁ〜。。。
山口百恵→石原さとみのラインは、ずばりタラコクチビル繋がりですか??(爆)

30年前のオリジナル友和&百恵版「赤い疑惑」はそーとー入れ込んで観ていたクチなので期待感半分不安感半分ってなカンジです。
主演の石原さとみさんって元気&健康的イメージで売ってる人なので、逆にどこまで病弱で幸薄い主人公"幸子"を演じられるかが見物ですね。

仕合わせ薄い少女ぉ〜サ・チ・コ〜♪←バンバンではないw
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赤い疑惑
http://www.tbs.co.jp/a-giwaku/

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2005年5月21日

ペリーヌ物語(1978年フジテレビ)

BS2で昼に再放送してる「ペリーヌ物語」をなんとなく見続けていたら完全にハマってしまった…。
序盤はペリーヌと母のマッタリした旅物語が延々続きそれなりには面白いし、まぁホンワカした母娘版マルコなんかなー??程度に思ってたらあーた母が旅先で急死しちゃって激展開、あらららら続きが気になって気になってもー何も出来なくなってしまったがな…。
仕方なく大あわてでレンタル屋に走り全話一気に観てしまっただよ(笑)。

監督の斉藤博氏、後半メインの池野文雄氏以外に、とみの喜幸、黒田昌郎、高畑勲つーそうそうたる顔ぶれがコンテ切ってて、それぞれ持ち味を出していまふ。
名劇の次回作が「赤毛のアン」だから高畑氏は中盤まで、翌年「ガンダム」始まる富野氏はフリー(契約?)コンテマンとしてはおそらく最後の仕事だったのではないかと思う。。
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ペリーヌ物語(ファンサイト)
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/norioh/meigekichiri-perrine.htm

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2005年5月14日

タイガー&ドラゴン(2005年TBS)

タイガー、タイガー、じれタイガー!ww
クドカンのライトなハイセンスと古典落語の人情話が上手くマッチして近年ドラマでは(クドカン作品の中でも)ベストドラマだと密かに思ってたんだけど今週の第05話「厩火事」でこれは傑作ヒューマンドラマである!と確信した。
---
タイガー&ドラゴン
http://www.tbs.co.jp/TandD/

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2005年4月21日

二期会オペラ「魔笛」(2005年新国立劇場オペラ劇場)

大評判なようである(残念ながら観に行ってないんだけど…)。
我々のよーな実相寺演出に多大な影響を受けた世代のクリエーターには
実相寺氏未だ健在が嬉しくて堪らない。。
---
二期会オペラweb 公演ラインアップ
http://www.nikikai-opera.or.jp/zauberflote.html

2005年4月12日

ガラスの仮面(1984年日本テレビ・2005年テレビ東京)

今回の新「ガラスの仮面」は1984年制作版と比べ、原作にわりと忠実に描かれてるので原作ファンは心待ちしてた人も多いと思うんですけれど、なんか冴えないカンジですよね…。ちょうど同じく放映中である「ブラックジャック」とよく似た症状で、言い方は悪いが"毒にも薬にもならない作品"になってしまったと感じました。

原作通りにアニメ化するってのは余程の演出力がある人でないと当然ですが原作のテンションを越えることは出来ない…。
しかしその"余程の演出力がある人"ってのは決して原作通りには演出しないって罠…(笑)。

杉井版「ガラスの仮面」&出崎版「ブラックジャック」はかなり原作ファンとして違和感がありましたが実はこれが原作付き作品の一番正統な演出法なんですよね。

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2005年4月 8日

震える舌(1980年松竹)

うわぁ残念…。
松本清張とタッグを組んだ「砂の器(1974年)」「鬼畜(1978年)」の監督としてあまりに有名な日本映画界の重鎮ですが、わしが学生の頃にすごいホラー作品があるぞ〜!(笑)といろいろな意味で話題になった「震える舌(1980年)」が野村監督の名を強烈に印象付けられましたね…。←なにか間違ってる??(笑)
ご冥福を心よりお祈り致します。

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2005年3月16日

ミツバチのささやき(1973年スペイン)

先日、わしもとうとう40歳の大台になっちまってネ、思った事は…
そーいえば「ミツバチのささやき」に出てたアナ・トレントて、わしと同い年だったんだよなー。
うひゃーアナてもう40歳なんかー・・・。。。
つー事をふと思い、他人のそれもスペイン人の歳を感慨深げに思ったです。
そんなことよりも自分の行く先考えろや!(爆)

ごめん…ググったら、アナの生年月日は1966年7月12日だった(笑)。
なぜか、ずっと同い年だと思い続けてた…<謎

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2005年3月12日

装甲騎兵ボトムズ(1983年テレビ東京)

コーゴローサソの根性試しに作ってる。を拝見してからボトムズを観ると…

VOTOMS01
キリコ「よっこら」

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2005年2月17日

ロング・エンゲージメント(2005年フランス)

avle.jpg
「アメリ」がすげー良かったので「ロング・エンゲージメント」も、ものすごく期待してしまうんだけど安易でせうか??(笑)
でもでもジャン=ピエール・ジュネ監督は外さないし(とゆーか良い作品ばかり撮ってますよね)
ジャンルに捕らわれず(あのエイリアンシリーズでさえ)しっかり自分の作品にしてます。
ジュネ独特の黄色いフィルムフィルターですっかりオトナな女性になったオドレイ・トトゥ主演第二の傑作になると信じて早く観に行きたいですわ〜。。。<まだ公開までちょっと先だけどねblink.gif
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..:: ロング・エンゲージメント ::..
http://long-eng.warnerbros.jp/

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2005年2月15日

スタートレック ENT(2001年アメリカ)

あらら、やっぱりですか…。。。
ENTはスタトレ好きには周知の通り”スタトレ0”つー位置付けで、すんごく期待して観てたんだけど、コレちっとも面白くならないなーと思ってた矢先でのお知らせなんで残念ながら納得ッス…。
ただ面白くないだけじゃなく、なんか納得出来ないイライラする話が多かったものなー。
決定的なのは66話「策略」デグラへの姑息な騙し方とか71話「球体創造者」異星人船のワープコイル強奪とかですか…。。。

前作VOYは兎に角、破天荒にやりたい放題やり尽くした感(笑)があるのでENTは制作の立場的に難しかったとは思うんだけど、わしとしては地味でも”スタトレ0”の世界をしっかり見せてくれたらそれだけでOKなはずだった。
でも、なんか期待してたものとは違ってドラマ性が薄くてアクションもののスタトレなん??てな印象でしたね。「そんなんスタトレとちゃうわ」と米国人も思ったかどーかは知らんが(笑)、まあしかし熱心なトレッキーが渦巻く本国でも低視聴率だったのでは致仕方ありませんね。。

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2005年1月29日

優しい時間(2005年フジテレビ)

倉本聡最新ドラマ、寺尾聰の初起用はちょっとどうかな??と心配してたけど結構イイですね!
「北の国から」では、もー五郎さんがミレニアム以降しなしなであんな状態になっちゃっいましたけど(笑)、また、新しい父親像を描こうとしてる気迫がビシビシ伝わってきます。。

今回、寺尾聰を使うってとこがミソのよーで、さすがに若い?(たぶんやりたかったのだと思うけど)父親ではありませんが寺尾聰の新鮮さと相変わらずの老練な脚本には唸らされます…(笑)。
浅田○郎原作のヲヤジ・リリカリズムなだけのドラマを見せられるよりは数倍楽しめそう。。。
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優しい時間
http://www.fujitv.co.jp/yasashii/index2.html

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2004年12月20日

アイ’ムホーム 遙かなる家路(2004年NHK)

このドラマの原作は石坂啓さんが息子さんの「リク」君の育児でしばらく漫画家業から離れてて
復帰第一弾として1998年よりビックコミック・オリジナル誌に不定期連載されていた作品ですね。
わしも久々に石坂さんのお手伝いに行ってたので実に思い出深い作品です。

石坂さんの作品がドラマ化されて原作通りだった例しがないですが
これは原作に忠実に描かれてて良かったッス〜。
それにしても主役の時任さんはしっかりした役者さんだなぁ…。

手伝いに行ってはいつの間にやら近所の飲み屋でグルグルになるまで飲めや歌え?な
状態になっていて、なんだか手伝いに行ってるのか飲みにいってんだか分からない
メチャメチャ楽しくて愉快な日々でしたね(笑)。。。

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2004年12月 9日

黒革の手帖(2004年テレビ朝日)

後半は絶対に刑事が動く話かと思ってたら最後まで出てこなかった…(笑)。
セーチョー原作ものでは、珍しく悲壮感の全くない痛快娯楽作でしたね!
このシリーズはちょっと今後も楽しみ(笑)。。
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松本清張 黒革の手帖
http://www.tv-asahi.co.jp/kurokawa/

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